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ぎんさい

December, 2018 / MAU VCD / Typeface Design Class

SchoolTypeface

武蔵野美術大学の後期2群の授業、「タイプフェイスデザイン」の作品です。字游工房の鳥海修先生の元、9月から12月の半期間で明朝用のかな書体を製作しました。(カタカナは未収録)受講人数は6人で、各々がコンセプトを考え、手書きのスケッチ・レタリングから始まり授業ごとに先生が気になるところを指摘し、修正してまたチェック...といったプロセスを繰り返し、最終的にGlyphsでフォント化を行いました。

ぎんさいのグリフ一覧

私はコンセプトとして、「親のうつわのような書体」を掲げ、名前も親の作品の一つである「銀彩」からとりました。そのため、うつわから受ける、シンプルながら余裕のある印象を形に反映しました。そのため、目的として実家のDMを組める書体を目指しました。

ポイントとして、実家のギャラリーのロゴに使っているのが良寛の筆跡であることと、良寛の字の持つ緩やかさに惹かれ、良寛の文字をより明朝体に合うように変えていきました。

どのような点に良寛の特徴が出ているかというと、基本的な骨格の他に、起筆・終筆をゆったりと柔らかくさせ、ハネなどの書き順ごとのつながりを減らし、巻き込みは緩やかに大きく口を開ける、などに反映しています。

結果として、手書きの筆跡を明朝体に合わせるのはかなり難しいことがわかりました。しかし、いくつかうまくできたと感じている字形もあるので、春休みを通して修正をし、ウェイトなども増やして、従属欧文も作るなどの展開をしていきたいと考えています。